2002/08/05

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○章前

○いざ、登山

○戦い終わって、日が暮れて

○S朗のレポートおひっこしになりました

○S朗のレポート

○S朗のレポート・２

○I上君のレポート

○I上君のレポート・２(期間限定)

○N村さんのレポート

○事の始まり

　いつも絶えず、どこかへ遊びに行こうとか、あほなことをしようと考えているわたくし達ですが。K原へ会いに行こう計画の頓挫からなんだかまったりとした雰囲気になっていました。それが、5月始まりくらいだったでしょうか。S朗が"昨年富士山登ったけれど、よかったよ！"といっていたので、"それなら行こうよ"、ということで行くことになったような気が。時期は適当。参加者はI上君、U野、N村、S朗、俺。まあ、よく5人も都合がついたよね。

○出発

　自分視点で話を進めていきます。
　とりあえず、定時速攻逃げ。忘れ物とかあるみたいだけれど戻っていたら今日中に東京に着かないよ！ということで、必要な買い物を済ませて新幹線でGO!　寝ている間に東京に。(いつもどおり)"大阪−名古屋間では必ず眠気が来るぜ、気をつけな。ゲハ！"とうちの親が言っていましたが、例外なく寝ていますな。

○S朗宅到着

　で、東京駅から中央線に乗り換えてたらたらとS朗宅を目指します。電話をしたら、ルパン3世を見ているとのこと。確かに今日でしたな。迎えに来てもらって、S朗宅に移動。立派な一人暮らしの部屋です。X-BOXが輝いて見えましたよ。で、銭湯行ったり、スカパーでZZ見たりしていたら1時になっていたので寝ました。(早く寝ろよ)

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○朝から電話

で目が覚めました。本当に寝坊かとあせりましたが、川崎地方から移動中のI上君が念のためにかけてくれたとのこと。ぐっすり寝ていましたよ。ありがたいことです。で、もぞもぞとおきだして出発準備。なんだか目が覚めていませんが、食べるものを食べて、いるものだけをリュックに詰めなおして出発。頭は寝癖、ひげも剃っていないよ。
　とりあえずは新宿のバスターミナルに全員集合することになっています。携帯電話で連絡を取りながら集合。北朝鮮のえらい人ことN村さん、最近社蓄にみがきがかかってきているU野、今回一番遠いところ(熊本)から参加のI上君がすでにまっていました。それに経験者(え゛え゛)のS朗、俺が遅れて合流。全員集合です。
　必要な買い物を追加し、時間が来たので富士山直行のバスに乗って移動。まあ、夜更かししたためすぐ寝ます。ところが、行楽渋滞に巻き込まれて到着が1時間半ほど遅れたり。これが後々まで響きました。

○出発

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　これが出発地点(5合目での写真)。まだまだみんな元気です。午後1時ごろスタートしました。なんか顔が黒くてよく見えない人(俺)もいますが。
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　N村さん、気合入れて靴紐を締めなおしています。気合だけは…

○登り始めてみると

　いざ、出発です。なんだか準備運動と仮していないような気もしますが、気にしないことにします。というか、俺は特に問題なかったです。いきなり下り坂でびっくり。いったん下ってから登ることになるとのこと。スタートしてしばらくするとだんだんメンバーの間が開いていきます。先頭グループ(S朗、俺)、2番手グループ（U野、I上君）、N村さんてな感じです。あんまり開いても問題なので(もともとみんなで頂上を目指そうという旅行だし)、手ごろなところで後続を待つことにします。5.5合目ぐらいのところだったでしょうか。そのときは5.1合目ぐらいだと思っていましたが。N村さんいきなりリタイア宣言です。チキンです。確かに心臓がばくばくいってつらそうです。しょうがないので、N村さんはおいて残り4人で頂上を目指すことにします。

○7合目〜8合目

　これ以降はグループは3分割。S朗、俺−U野−I上君、後にS朗、俺−I上君−U野。普段体を動かしているかどうかでかなり差が出てきています。
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7合目あたりで遅れて登ってくるI上君、U野を写したような気がします。写りが悪いのでよくわかりません。俺もよく覚えていません。
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U野、I上両名を待つ間に7合目で暑苦しい男達を撮影。ううむ。ひげ剃ってくりゃよかったよ。あと、太り気味なのがほっぺたでよくわかりますな。ちなみにS朗(上)と俺(下)です。しかし、日焼けしすぎ。
　7合目で合流後も黙々と登山。
　8合目到着した時点でこのまま登っていっても頂上到着は難しいと判断し、頂上目指すチーム(S朗、俺)、登れるだけ登ろうチーム(U野、I上君)に分けることに。どちらにしろ、午後4時で折り返さないと帰りのバスに乗れないだろうということを確認。この時点でN村さんはレストランに戻って飯食っているだろうとみんなで話をしていましたが、実は違っていたのですね。
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これがメンバー全員で撮影した最後の写真となったのです。（N村さんは？)

○8合目〜頂上

　まじで空気薄いです。ちょっと進んでは息を整えるために休憩、という感じ。息はあはあ、心臓ばくばくさせながら岩場を突き進んでいきます。他の皆さんがゆっくり登っているので、横の岩場をサルのように駆け上がるS朗と俺。みんなの迷惑だったかもしれません。すいません。早く登らないと帰りのバスに乗れないんです。
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本8合で一枚撮影。S朗です。
9合目の表示がないのでよくわかっていませんでしたが、気がついたらぎりぎりで頂上に到着。4時過ぎぐらいだったでしょうか。
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ばんざーい。カーンTシャツを着て登るのを忘れていたので自らがゴリラ顔です。ここに来るまでは疲れまくっていたのですが、急に元気になってうろうろしだします。
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富士山測候所跡。小さくて見えないよ。
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富士山の火口。
　本当の頂上は来年にみんなで頂上に着いた時用に残しておきました。頂上だと本当に500mlのペットボトルの飲料が400円とか500円で売ってあるのが感動的でした。後は何だっけ、思ったよりも開けていますね。

○ダウンヒル〜

　後は降りるだけです。4時半ぐらいに出発。
　ひざに負担がかかることが予想されるので、テーピング巻いてその上からサポータを巻きなおしてがちがちに固定。これで準備OK。後はルパンちっくに坂道を駆け下ります。ほこりを巻き上げ、砂状になった部分に足をとられて転びそうになりながらただただ、下を目指します。くだりは面白くないですな。降りないことには帰れないから降りるという感じ。ゴリゴリと下を目指していたら、途中でN村さんと合流。なんと8合目までは登っていたとのこと。いろいろ言っていたけれど、違った模様。ごめん。ふたたびN村さんを引き離しつつ、6時半ぐらいに到着だったかな。疲れたです。

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○さあ、帰ろう

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　全員下(5合目)にたどり着いてからの一枚。2人の勝者と3人の敗北者。しかしながら、疲れていてもいい顔しています。
　この後、お世辞にもおいしいといえない軽食を取ってバスに乗り込む私達。河口湖で富士急線にのってお帰りです。さようなら、富士山。今度はみんなで頂上を目指せる日程を立てるよ。

○なぜかU野宅へ

　富士急からJRへ乗り換え。目指すはS朗宅かと思われたが、なんと宿主がU野宅へ行くという(河口湖駅ですでにU野宅行きのチケット購入済み)。主のOKも出たのでN村さん以外はU野宅へお世話になるということに。疲れ果てたわれわれは暖かいシャワーを浴び、冷たい飲み物でのどを潤し、サッカーの結果を見たら、後はぐっすり。
　よく考えたら俺は今月2度目のお泊り。何度もすいません。＞U野、Hよさん。
　翌朝はおいしいパスタをいただいて、出発。お世話になりました。

○また会う日まで

　荷物はS朗宅においているものもあるので、直では帰れず(さすがに短パンでは帰れないよな、S朗宅までは短パンでうろついたけれど)。一旦、荷物をとりにS朗宅へ。I上君は秋葉原をうろついているとのこと。後で合流する約束をして分かれる。S朗も出かけようかと最初は言っていたが、どうも疲れが取れない模様。荷物を回収してからS朗宅を後にする。お世話になりました。I上君との待ち合わせ場所に向かうも大幅に遅刻。申し訳ないです。時間があまりないということで、挨拶のみ交わして分かれる。その後、式神の城を3000円未満(新品)で入手して帰宅。
　相変わらずどたばたしていましたが、久しぶりに会うメンバーが多かったり、富士山登れたりで充実した旅行でした。

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○ふじさんねた

筋肉痛来ました。去年ほどではないにしろ、こりゃ仕事にならん!と思ったので月曜サボって休養に。さすがに一日ぐったりしていたのでだいぶ回復しましたが。よくよく考えると登る前に準備運動していなかったような。あほですな。

で。頂上に上れたのは俺とTOYだけでした。N村さんはゴングと同時に沈没。U野とI上も8合目で時間切れ。運動しないとどんどん体が腐ると言ういい見本ですな。来年リベンジするために体鍛えとけ!

当日は晴天に見舞われ、実に気分よく登れました。時間がきつきつだったのは残念でしたが（7時間しかなかった)、雰囲気は存分に味わえたのではないかと。登る時点で2400Mもあるんだから、高山病になるやつがいてもおかしくはないやね。

しかしずいぶんと外人さんの登山者が多かったですよ。白いのも黒いのも。白いやつらはみんな死にそうな顔していました。やっぱり体力ないねあいつらは。すくなくとも局地戦用ではないらしい。

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○富士登山日記

　俺は８合目、３２００ｍで断念。時間がなかったから。（ということにしておく）

　朝１０時過ぎに着くはずのバスは１１時半前に五合目に到着。しょっぱなから予定が狂ってしまう。

　買ってきたおにぎりなどを食べ、空気に慣れる時間も準備運動もそこそこに正午ごろ、登山開始。

　S朗とTOYが先行して、U野、俺、N村さんが間をあけて登る。先行二人がときどき止まって待つという展開。

　N村さんが早々に脱落。どうも調子が悪いらしい。

　その後、しばらく登ったところで俺も「戻る」と泣きが入る。前の二人のペースを気にして焦っていたのと、単調な道で進んだ距離の目安が全然ないので、ちょっとテンションが下がり気味だった。

　次の休憩のときに「とりあえず七合目までは行こう」ということで何とか登り始める。

　七合目までたどり着いたところで、帰りのバスの時間を考えて、これからはそれぞれのペースで登り、四時には下山を開始することを打ち合わせる。

　S朗とTOYはその後も快調に登る。俺は急にテンションが上がって気分的には楽に登り始める。U野はだんだん調子が下がってペースダウン。

　３時過ぎに８合目（３２００ｍ）の山小屋に着く。U野は完全に調子を崩していた。俺は少し先行していたものの、これ以上登るのは時間的に厳しいと思った。

　たまたま下山道へ出る小道が近くにあったので、一緒に下山することにした。

　６時ごろ五合目に戻る。N村さんを探すも見つからず。

　６時過ぎにS朗から「もうすぐ戻る」と電話。６時半ごろ合流。N村さんが登りなおしたという話を聞く。その後、N村さん合流。

　U野、「登りなおしたN村さんが俺より上に行ってたらちょっとへこむ」と言ってたが、中村さんは８１００ｍで下山していた。つーか俺も同じこと考えてた。

　U野が調べておいたバス＆鉄道乗り継ぎで予定通り帰る。なぜかS朗とTOYもU野邸に。

　え〜。最初のバスの遅れは大きかった。あと、体を慣らす時間や、ペース配分は重要。できれば一日がかりで行きたい。

　天気がよかったのは幸いだったが、見事に日焼けしてしまった。

　リベンジ、する？＞N村さん＆U野

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○富士登山記

つう事で俺も一応富士登山記。

いきなり渋滞に巻き込まれたのがそもそもの敗因のような。少なくともこれがなければI上君とU野は上まで行けたに違いない。

到着後飯食って空気になれるまもなく上りはじめた。事前に調べた情報では最初は空気になれろと書いてある。いいんかこれで？と思いつつ歩き始めたが、登に入った瞬間、妙に体が重く苦しくなる。足が上がらん。5分も歩いたところ、頭くらくら、手足は重い、視界はチカチカ。ものすごく心臓が苦しい。胸が痛い。気分も悪くなる。これが高山病という奴か？

みんなを待たせるのも悪いし、とりあえず俺だけその場にて待機。引き返してまっとこうかともおもったが、それをやるとバスに乗って家まで戻ってしまいそうだったので30分ほどぼけっとして体調を整えた。

何とか空気になれてきたと思ったので登山再開。やはり、少し無理をすると苦しい。無理をしなくても苦しい。足が少しずつしか進まない。10分ぐらい歩いては5分休み、時々10分ぐらい休み。

いい加減帰ろうかと思っていたころやっと山小屋が見え始めたので頑張っ た。7合目到着。しかし山小屋がでるあたりから岩肌の急斜面を登る道になっていた。 下を見ると怖い。登るのは何とかなるが、これでは降りれないではないか！

その後は5分歩いては5分休み、山小屋では10分以上休み、を繰り返しなが ら進む。ちいともすすまん。30分以上かけて山小屋一つ進んだと思ったら50ｍしか のぼってなかったり・・・・また、力を入れるために踏ん張って一瞬息を止めただけでめまいがする。恐ろしい話しだ。ちと無理をするとクラクラ。

17時頃、やっと8合目の山小屋に到着。6時半までに帰ってこいといわれていたのと、ちょうど下山道が見えたので降りることにした。ゆっくりゆっくり行けば何とかもう少しは上れると思ったのだが時間が足りねえ。

下山道は上りとは逆に思いっきりダッシュで滑り降りた。まともに足をつくと膝に負担がすごいのでわざと砂利でふかふかのところへ足を付いて滑らせながら降りた。行きは抜かれまくったが、帰りはごぼう抜き。途中下山中のS朗とTOYとも合流し、何とか18時30には帰れた。

降りてから食ったそばが非常にまずかった。その後は帰りの電車でハモネプ？のイベントとぶつかったらしく、社内えらい混んでいた。うるさくて社内放送も聞こえないし。

S朗とTOYはU野邸へ乱入。俺は翌日動けなくなると思ったので無理矢理帰った。予想通り動けねえ。部屋の中はい回るだけでも苦労した。

という感じかね。来年の今頃体力が今よりあって体重が減っていたらいってもいいが、時間はもう少しゆとりを持っていきたいな。俺のペースじゃとても上まであがれん。

まあ、天気もよかったし無事に帰って来れたのでめでたしめでたしだな。スタート直後は冗談抜きに死にかけたぞ。

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